歯科技工士になるには?

歯科技工士になるには?

このエントリーをはてなブックマークに追加  

歯学部教育では、歯科技工は理論のみ教育されますが、技工訓練はありません。歯科補綴物(ほてつぶつ)のほぼ100%が歯科技工士によるものです。2年間の専門教育を受けた後、試験に合格すれば認められる国家資格です。しかし、待遇面で課題があります。

 

歯科技工士は歯科技工士免許を持ち、歯科医師が作成した指示書に基づき、義歯や補綴物(ほてつぶつ)などを作成したり加工する「医療系技術職」です。歯科医療は急激な進歩を遂げています。それに伴い、高度な技術が要求されています。

 

歯科技工士になるには?仕事内容や資格取得について解説

 

歯科技工士が作成する技工物は、「修復物」「義歯」「その他」に分かれます。修復物は、歯の穴の詰め物で「インフレー」と歯に被せる「クラウン」のことを指します。義歯は、「部分入れ歯」と「総入れ歯」があります。その他には、口腔内への装具の他義眼なども含まれます。歯科技工士の仕事の範疇は、非常に広いといえます。

 

かつては、歯科技工士が存在していませんでした。歯科医は、自らが技工物を作成していたのです。過去の歯科医師の国家試験では歯科技工実技がありました。しかし、歯科医師の業務負担が大きいので、歯科技工士の育成が必要となってきました。そして1955年に歯科技工士の免許制度が始まりました。現在は、歯科医師国家試験においての技工実技審査は、廃止となっています。

 

スポンサーリンク

 

収入面での問題について

 

歯科技工士になるには、文科省もしくは厚労省の定める専門養成機関に入学します。そして、2年間で2500時間の専門教育を履修しなければなりません。教育内容は、歯科の基礎知識、技工技術の習得が最重点です。

 

国内に養成機関は71、内訳は国公立13、その他は私立の専門学校です。大半は昼間制の2年教育です。一部に夜間(3年)を併設しているところもあります。受験資格は高卒または同等以上の学力を有するものです。

 

 

これらの機関を卒業すると、歯科技工師国家試験があります。試験科目は、歯科理工学、歯の解剖学、顎口肝機能学、有床義歯技工学、歯冠修復技工学、小児歯科技工学、関係法規の8教科です。試験は例年2月実施です。毎年2500名ほどが受験し、合格率は95%程度です。

 

資格取得後は「歯科技工所(歯科医から依頼の技工物制作を請け負う会社)」に就職するものが約60%、病院、診療所に勤務するものが約40%です。いずれもが職人として働いています。ただし、給与は決して高くありません。このことは国会でも取上げられている程です。





このエントリーをはてなブックマークに追加  

ホーム サイトマップ