歯科医師の免許と仕事内容について

歯科医師の免許と仕事内容について

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政府の見通しでは、人口10万人に対して50人の歯科医師が必要との予測でした。そのため、歯科大や大学歯学部が増設された結果、予想外の医師過剰を招きました。対処として、入学定員の削減、歯科医師国家試験の合格率調整を行い、歯科医師総数の減少を行っています。

 

歯科医師は、古代からあった職業です。紀元前2500年頃のエジプトでは既に義歯が使用されていました。日本最古の「医心方」には歯科治療法に多くの記述があります。」江戸時代には口科医という専門職があり、比較的高度な治療が行われていました。

 

歯科医師の免許と仕事内容について

 

明治初期に「医制」が政府により発布されました。これより西洋を規範とした医療制度へと整備されていきます。1875年、日本第1号の歯科医師(小幡英之助)が誕生しました。西洋歯科学を専攻し、「歯科」という言葉の発明者でもあります。1883年には医籍と歯科医籍に別れました。そして1906年に歯科医師法が制定され現在に至ります。

 

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かなり難しい歯科医師国家試験

 

歯科医師になるには文科省認定の歯科大学か大学歯学部に入学し、6年間の教育を受けます。2〜4年生時に基礎医学(医学部と同)を履修、4〜6年生時に臨床歯学課程の単位をとります。現在、国内には認定校29(入学定員総数3000名)。内訳は国立11、公立1、私立17校です。かつてはもっと少なかったのですが、次々と政府が認可し増設されたため、歯科医師過剰供給となりました。

 

6年間の正規課程を修了すると、歯科医師国家試験があります。これは非常に難関です。先ほどの過剰供給の現状を打開するために、国家試験を難関としたのです。採点上位者の60〜70%を合格としました。試験の成績上位でないと合格しない仕組みです。直近の実績では、受験者3531名に対し合格者は2383名でした。2025年までには合格率は50%まで引き下げるとの噂も流れています。

 

歯科医師になった後は、一般には「勤務歯科医師」と「開業歯科医師」に分かれます。全国統計では(10万人中)前者が40%、後者が60%くらいです。日本の歯科医師数は、世界的にも多いのです。ただ供給過剰ではあるのですが、地域格差での偏在の問題があります。技術的には高齢化に対応した「加齢歯科学」も望まれています。





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