画像診断機器とは?

画像診断機器とは?

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画像診断のうち、断層画像診断は技術革新が日進月歩です。X線CT、MRI,PETおよびその複合機も登場しています。市場規模は、日本が米国に次ぎ2位です。日本企業の強い分野ですが、外資系との攻防は激しいものです。

 

 

X線CTの多列化が進む

 

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)の略称です。X線を利用して、人体の断層像を輪切り状態で撮像します。造影剤を使えばより鮮明です。トップは、東芝メディカルで藤田保健衛生大学との共同開発です。世界前駆となるヘリカルスキャンを開発しました。

 

競合はGE,シーメンス、フィリップスなどのグローバル企業ですが、東芝メディカルは世界市場の20%を占めています。従来型の]線CTは、撮像可能範囲が限定的でしたが、検出器の工夫改善によって全身が一度に撮像できます。

 

画像診断機器とは?

 

CTの多列化は、従来機の買い替えブームとなりました。この技術革新が飽和市場を活性化した例です。新規出荷台数は、年間1500台(約600億円)規模です。落ち着いてきてはいるが、多列化の影響で好調です。

 

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診断能が向上した高磁場MRI

 

MRI(Magnetic Resonance Imaging system:磁気共鳴画像装置)は、磁場を用いての体内の任意断面を撮影する装置です。放射線ではなく被曝しません。発祥はMRIスペクトロスコピーという化学分析に使用されていたものです。1970年代後半から臨床応用が開始されました。

 

日本では、1980年台初頭に0.15テスラの臨床機が完成、現在では1.5テスラ(10倍)の機種が普及しています。年間500台(500億円)が国内で販売されていますが、そろそろ飽和状態で縮小傾向です。メーカーは外資系中心で、GE、フィリップス、シーメンス旭が上位です。

 

MRIの解像度は、磁場強度に比例します。最近は、3テラス以上のものも開発されていますが、非常に効果であるため一般に普及はまだしていません。

 

 

新たながん検診がPETで実現

 

PET(Possition Emissing Tomography(陽電子放射断層撮影)は、全身のがんを調べる大型装置です。CTやMRIでは、臓器の形の異常から診断します。PETは細胞の活動の状態をブドウ糖代謝から測定して診断します。CT,MRIと違って、腫瘍の悪性度が分かるのです。放射性同位元素(アイソトープ)でドーピングした薬剤を患者に投与して、体内から出る放射線をPET装置で検出するのです。

 

開発当時は、アイソトープの寿命が短く、サイクロトンが必要で普及がなりませんでした。しかし、日本メジフィックス社の(GE系列)PET用製剤により、医療施設内でCTと同レベルの初期投資でPET検査ができるようになり、急速に普及しました。国内でPET装置の販売台数は、飛躍的に伸びています。

 

 

ブドウ糖代謝
食事で得られた糖質は、胃や腸からの分解によってブドウ糖になる。ブドウ糖は血液に吸収され、肝臓でエネルギーを貯蔵するためのグリコーゲンに変えられる。





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