医療機器産業の今後について

医療機器産業の今後について

このエントリーをはてなブックマークに追加  

国内の臨床治験の体制が、諸外国に比べ進んでいません。加えて厚労省の審査スピードが遅く国際競争力には明らかに劣っています。政府は、これらを解消し、新医療機器の創出や技術力をアップすると約束し、国際競争力強化を表明しました。

 

医療機器産業の今後について

 

2002年策定の「医療機器産業ビジョン」を2008年に改定し、国際競争力強化を目指した「新医療機器・医療技術産業ビジョン」を公表しました。そこには治療・診断分野の最先端技術向上による外貨獲得戦略が書かれています。

 

前回ビジョン策定後5年たち、状況変化が生まれそれに対応する手段が必要となってきました。当該産業界では、市場成長は顕著で、アジアは急成長ですし、国内企業の海外進出も盛んになってきました。国際競争指数は横ばいで、改善されていないことが明白です。国際競争力強化には、資金集中、規制緩和など産官一体の取り組みが必要です。それが、このビジョンに他なりません。

 

スポンサーリンク

 

新ビジョンでは2008〜2012年を「革新的医療機器の創出のための集中期間」と定めました。特定技術をターゲットに支援策(アクション・プラン)を策定しました。再生医療技術を用いた医療機器、能脊椎神経刺激装置、バイオイメージング機器、検診支援自動診断装置、革新的在宅医療機器などです。

 

目標は「選りすぐれた、より安全性の高いわが国は角革新的医療機器を開発し、世界の患者の保健医療水準の向上に寄与する」というものです。具体的支援策があり、誇大広告だけではないことがいえます。

 

 

期待される審査体制の充実と迅速化

 

革新的医療機器の創出には、研究・開発・生産の各段階で多くのハードルがあります。資金面は政府による「資金面の配分」を表明しています。開発ステージでは、臨床治験環境の整備と審査の迅速化を図るとしています。本腰改革に着手しています。

 

審査迅速化」は、産業界が期待しています。医療機器も厚労省の認可が必要です。従来は審査の遅延が足かせでした。当局は審査官を35名から104名に増員し、さらに質向上すること、新医療機器、改良医療機器、後発医療機器の3トラック審査体制の導入、審査基準の明確化の3点を約束しました。

 

政府は新医療機器の承認まで19ヶ月間短縮したい考えです。

 

 

国際競争指数
輸出超過を輸出入の合計で除して求めた指数のこと。この指数の値が高ければ、輸出が多く輸入がすきないことから国際競争力が強いと判断される。





このエントリーをはてなブックマークに追加  

ホーム サイトマップ