身体機能代替機器とは?

身体機能代替機器について

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人体の臓器や構造をメカニカルに捉えて、機械に置き換えるのが「身体機能代替機器」です。人工心臓、ペースメーカー、人工呼吸器、人工関節、透析器などをいいます。これらは、医療機器の最先端技術を担います。各分野の代表製品を例示します。

 

 

人工心臓は進歩を続ける

 

補助人工心臓はポンプ部分を体内に埋め込み、心機能を補助する装置です。心臓移植までのつなぎの意味合いで、それ自体では長期に生存するのは難しいのです。駆動装置、バッテリー、制御システムは体外におきます。ただ携帯可能としてあり、患者の生活を広げるように工夫されています。

 

過去はほとんどが輸入品で、ノバコア(ワールドハート社)、ハートメイト(ソラテック社)などです。最近では国産品も開発されています。デュラハート(テルモ社)はヨーロッパ先行発売し「エバハート(サンメディカル技術研究所)」が国産国内向けで完成しています。

 

体内外のチューブを解消した完全埋め込み型デバイスの「ライオンハート(アローインターナショナル社)もすでに実用化です。これは、埋め込み部分と体外装置は非接触型で分離されています。患者のQOLが格段に良くなっています。

 

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ペースメーカーが上位を独占している

 

心臓ペースメーカーは、心臓に電気的刺激を与えて心拍を安定化させる植込み型の装置をいいます。主として、不整脈患者を対象です。患者数は国内で4万人弱、市場は400億円規模です。またすべてが輸入品でしかも独占状態です。

 

米メドトロニック社と米セント・ジュード・メディカル社でシェアの半分以上を占めます。植込み型徐細動器ではメドトロニック社がトップシェアです。これらのデバイスは日進月歩、また今日の循環器領域では重要かつ不可欠です。

 

身体機能代替機器とは?

 

 

人工関節のニーズが高まる

 

人工関節は、慢性リューマチや外傷などで損傷した間接機能を回復するため、人工の材料を用いて各関節に置き換えるものです。この製品は年々増加しています。市場規模では800億円に成長しました。リウマチや変形性関節症で、人工股関節・人工ひざ関節への置換術が高いニーズです。現在年間3万件もの手術が行われています。

 

メーカーとしては、外資系内資系と様々です。外資系はジョンソン&ジョンソン社、ジンマー社、日本ストライカー社が筆頭。内資系はナカシマプロペラ社、日本MDM社、東機貿社、MMT社など健闘です。外資系はジョンソン&ジョンソン社によるM&Aが進み、中小企業はほとんど吸収されています。

 

 

人工透析が糖尿病性腎症を支える

 

生活習慣の欧米化から糖尿病患者が、増加傾向です。病態の進行で糖尿病性腎症を発症し人工透析となる患者が増えています。これに伴い、メーカーの売り上げも伸びています。腎不全になると、血液中に老廃物がたまります。その他電解質を維持できなくなり尿毒症を起こして死亡にいたります。

 

生命維持のため定期的な人工透析を行わなければなりません。使用する医療機セットを人工透析器と呼びます。中空糸からなり血液を体外循環させることで、老廃物をろ過します。監視装置、血液循環回路も附属しています。

 

 

非接触型
端子と端子を接触させずにデータを読み取る形式のこと。非接触型ICカードとして、鉄道会社の共通乗車カードが代表例。





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