療養病床制度と在宅医療との関係について

療養病床制度と在宅医療との関係について

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かつては、一人暮らし老人は病院で暮らしていたものです。社会的入院といいましたが、病院の収入源ともなっていてお互いにメリットがありました。しかし、国民医療費が破綻状態で、社会的入院の費用をまかなう余力がなくなったのです。そこで今は介護保険法を導入して対応し、ベッドも療養病床制度に分けられました。

 

1973年に老人医療費は、無料化されました。病院は老人で溢れ、社会的入院も急増しました。特に家庭内の居場所がなく、更に要介護老人は、病院に入院し、病院はそれにより収益を上げました。

 

療養病床制度と在宅医療との関係について

 

しかしこのことが、膨大な医療費につながり破綻を招いたのです。この反省から、現在の介護保険法を産み出しました。病人と要介護者は明確に区別するべきです。要介護の高齢者対応は、介護福祉施設や在宅医療として行われるべきものです。

 

財源も医療費ではなく、分離した税でまかなうべきとして介護保険法がスタートしたのです。それ以来、医療を必要とする老人は病院の療養病床へ、介護が必要な老人は、介護福祉施設へと振り分けられました。

 

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療養病床制度が生んだメリットとは?

 

医師や看護師、実質的病床不足改善のため、2003年に政府は、医療機関に対して病床の使用目的と性格を明らかにする調査報告を求めました。それまで病床は、老人の生活の場となっていたのが実態でした。

 

各医療機関は、この求めに応じて、一般病床と療養病床に区別して政府に報告しました。これで、日本にある社会的入院は姿を消しました。病院の老人の入院による医療費の収益を一掃したのです。

 

 

病院は、手のかかる要介護老人の受け入れを療養病床に積極的に受け入れました。これは、医療改革の一歩前進です。病院を出た老人は、老人介護施設。福祉施設への入所ともう一つは在宅となったのです。施設に入所できれば、介護体制は専門家の指導で万全といえます。しかし、在宅ではそうはいきません。そこで、在宅療養を支援する制度が実施されています。

 

その制度とは、訪問介護支援や在宅療養支援診療所の新設などです。新たな問題として、老老介護などを産んでいることも事実です。ですが、動き始めた制度のもとで議論や改善を重ねていくしかありません。そのため、我々には知恵を出すことが求められているのです。

 

 

在宅療養支援診療所
24時間体制で往診や訪問介護をする診療所のこと





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