医薬品卸の再編が急速に進む

医薬品卸の再編が急速に進む

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医療用医薬品卸業界では、吸収合併などの再編が急速に進行しました。経営環境変化に単独では経営を維持できず、巨大化することでのスケールメリットを出し、生き残りをかけているのです。大手広域総合卸に終結した結果、4グループによる市場体制が確立しました。

 

医薬品卸の再編が急速に進む

 

4グループとは、「メディセオ・パルタックホールディングス」「スズケン」「アルフレッサ・ホールディングス」「東邦薬品(共創未来グループ)」のことです。既存卸業者の大半はこのいずれかに加盟しています。

 

これらグループの総売上高は、約7兆円(医療用医薬品6兆円)で市場の約8割を占めます。歴史的に見ると2000年のクラヤ薬品・三星堂・東京医薬品の経営統合でメディオ・パルタックホールディングスができたことに始まります。三社とも武田薬品グループです。統合により業界第1位となりスズケンを抜きました。

 

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続く大規模編成は、2003年で福神とアズウェルの統合でアレッサ・ホールディングスの誕生でした。ここで3グループの市場独占体制ができましたが、東邦薬品は20社あまりの医薬品卸業者と提携し「共創未来グループ」という集団を形成しました。

 

業界は4つの大きなグループに再編されたのです。ただ地方の卸業者は独自経営を続けています。この再編の結果、1988年ごろの420社あまりの加盟企業は約100社に減少しています。急速なかつ大規模な再編を物語ります。

 

 

スケールメリットは生き残りに不可欠

 

この再編の効果は、経済アナリストが解析しますが次のようです。全カテゴリーを網羅できる仕入れ体制の構築(フルライン戦略)、卸機能を発揮するための似つ様な売り上げ規模の確保(クリティカル・マス)、顧客への経営サポート機能発揮(顧客支援体制)、顧客への情報提供体制整備(高度情報戦略)、物流センターの整備と充実(商物分離体制構築)、キャッシュフローを生み出せる体質転換(財務強化)です。

 

単独では、スケールメリットを生み出せません。顧客ニーズに対応するには、大規模でなくては難しい状況です。さらに、巨大化することが予想されます。





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