万有製薬・アストラゼネカの概況

万有製薬・アストラゼネカの概況

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万有製薬は米メルクの完全子会社となりました。国内13位の位置です。循環器メーカーとしての地位を上げて、また他領域でも堅実な展開を見せます。14位のアストラゼネカは、かつては抗がん剤メーカーのイメージですが、最近は総合薬メーカーになりつつあります。ブランド化させたものには喘息薬や高脂血症薬があります。

 

 

万有製薬

 

万有製薬は米メルク社の日本法人です。循環器系薬を中心に品揃えは豊富です。中堅上位の位置で、売り上げ高は医薬品分野で2023億円。業界12〜13位を前後しています。第一次大戦の翌年に創業。西洋からの医薬品が途絶えたのがきっかけでした。米メルクは1891年設立でワクチンの製造・開発を足がかりで成長しました。現在世界8位です。

 

万有製薬・アストラゼネカの概況

 

両社は1952年「コートン(副腎皮質ホルモン)」の販売提携から関係が開始します。メルクはその後資本介入を進めて、1984年には万有製薬は傘下に入りました。2004年に株式公開買い付けで100%子会社化したのです。

 

同社は「レベニース(高血圧)」「ニューロタン/プレミネント(高血圧」「リポバス(高脂血症)」など循環器系に注力しつつ、「ファサマック(骨粗鬆症)」「プロペシア(脱毛)」などの他領域にも活動を広げています。開発はメルクの技術力にかかっています。見通しは欧州列強までは行っていない状況です。

 

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アストラゼネカ

 

アストラゼネカ(英)はICI系列のゼネカ社、スェーデンのアストラ社が1999年合併し発足しました。翌年日本法人の2社も合併し現在のアストラゼネカ社となっています。日本法人の売上高は1946億円で14位です。腫瘍領域では強みです。「ゾラデックス(がん)」「ノルバデックス(がん)」「アリミデックス(がん)」「イレッサ(がん)」などの抗がん剤を主力商品としています。「オメプラール(消化性潰瘍)」「パツミコート(喘息)」「ゾーミック(偏頭痛)」「クレトール(高脂血症)などのブランド力も高いのです。がん+生活習慣病で国内列強を追い上げます。

 

同社の戦略は、分子標的薬剤という新規抗がん剤開発を主開発脂、大型化が期待できる生活習慣病薬を開発していくと考えられています。新薬のラインナップも充実しているので、当面は順調に成長しそうです。

 

 

分子標的薬剤
がん細胞生物学やゲノム科学の進展により、がん細胞の特徴的な遺伝子変化や異常増殖のメカニズムが明らかになってきたことを利用して、がん細胞に特徴的な分子を標的にした治療のこと。





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