日本ベーリンガー・協和発酵キリンの概要

日本ベーリンガー・協和発酵キリンの概要

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従来は呼吸器領域寄りであるという認識の日本ベーリンガーは「ミカルディス(高血圧)」の大成功で企業イメージが大きく変わり、存在感もアップました。協和発酵とキリンファーマの経営統合で協和発酵キリンが誕生し、世界に通用するバイオ医薬品メーカーとして、期待が高まっています。

 

 

日本ベーリンガー

 

ベーリンガーの正式名称は、ベーリンガーインゲルハイムといいます。1885年にドイツのインゲルハイム地方に設立したのでこう称します。発酵技術応用のクエン酸、乳酸製造はんばいで基盤をつくり、現在ではドイツ主意の製薬メーカーへと成長しました。

 

日本参入は、1961年すでに日本法人設立、2000年は公開株式買い付けでエスエス製薬の筆頭株主隣、翌年子会社化しました。日本での医薬品の売り上げは1576億円で国内15位ですが、エスエス製薬の485億円を加えると順位は2〜3位上がります。

 

日本ベーリンガー・協和発酵キリンの概要

 

特定疾患への特定戦略はありません。比較的広範囲に対応しています。看板商品は「アレジオン(アレルギー)」「モービック(炎症)」「スピリーパ(慢性閉塞性肺疾患)」「レンドルミン(不眠)」「シフロール(パーキンソン病)」に限られます。

 

これらはすべてブランド化しています。また2005年発売のミカルディス(アステラス製薬との併売)は大ヒットで、近年存在感は高まっていています。ここ数年と同じペースで新薬を市場投入できることが課題です。

 

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協和発酵キリン

 

2008年に協和発酵とキリンファーマが経営統合して「協和発酵キリン」が誕生しました。その目的は2社の培ってきた抗体医薬の戦略的統合、研究開発の効率化とスピードアップです。「今後は毎年2品目の抗体医薬・低分子化合物の臨床テストを行う。バイオテクノロジーを駆使して新薬の継続的な創出を行っていく」ことなのです。

 

既存領域では(がん、腎、免疫)の中で、特にがんへの集中を図り、固形がんを対象として新規分子標的薬の開発を急ぎたいとしています。現状では、腎臓領域に特化した営業体制です。主力商品が、「エスポー(腎性貧血)」「ネスプ(持続型赤血球造血刺激因子製剤)」であるためそのような布陣です。透析センターに強い旧キリンファーマMRと透析前医療機関での旧協和発酵MRの知識を融合、さらに先につなげたいとの意向です。





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