CRO業界の急成長と今後について

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国内大手製薬メーカーが、グローバル展開をせざるを得なくなってきました。それに伴い、臨床試験を行う業務代行のCRO企業(医薬品開発業務受託機関)にもパラダイムシフトが起こっています。従来行ってきた国内専用のビジネスモデルに加えて、海外市場への国際共同治験に対応可能な体制を整えることが飛躍できるかどうかの鍵です。

 

CRO(Contact Research Organization:医薬品開発業務受託機関)とは、製薬会社が行う新薬開発業務(治験や申請)を代行・支援する企業のことです。CROの主業務は、治験の企画・病院での進行状況確認(モニタリング)、データ集計・解析、承認書類の作成などです。

 

CRO業界の急成長と今後について

 

海外製薬メーカーでは一般的に、業務効率化のためCRO企業を使いました。しかし、国内では治験外注の習慣がないため、CRO企業が少ないのです。しかし、1997年の法改正で治験基準が、引き上げられました。製薬メーカー単独では、治験業務が完結できなくなりました。CRO企業に期待が高まったのです。

 

日本CRO協会は、加盟41社の2008年度売上高総額は約1000億円(前年比10%アップ)です。国内製薬メーカーの外部委託率は20%弱、ちなみに海外は50%です。日本ではその分まだ成長余力があります。CRO協会では今後10%の成長を見込み、外部委託50%のときの市場規模は2500億円と見積もっています。

 

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CROに追い風

 

国際共同治験の普及がそれです。国内大手製薬会社は、医薬品候補物質を充実させることに主眼を置いています。外資系メーカーとM&Aを行い、新薬開発スピードを上げる取り組みをしています。

 

また、多国籍軍を編成、世界同時かつ分担制で治験を進める国際共同治験方式が誕生したのです。国内CRO企業に製薬会社が依存度を増しています。CRO企業はこのチャンスを生かして売り上げ増加につなげる所存です。

 

CRO上位企業と売り上げを記します。第一位「シミックグループ」258億円、第二位「イーピーエスグループ」212億円、第三位(推定)「クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン」非公開、第四位「目ディサイエンスプランニング」55億円、第五位「シーシーエー」約50億円です。





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