第一三共・ファイザーの概況

第一三共・ファイザーの概況

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業界第3位の第一三共。ともに営業力は抜群です。この2社が、2005年に合併して誕生しました。しかし、大型新薬の開発が遅れています。業界第4位のファイザー製薬は、ファイザーモデルと呼ばれる買収方策による利益確保も限界を迎えています。

 

 

第一三共

 

2005年2月業界3位の三共と第6位の第一製薬が、合併して誕生しました。予想外でしたが、2005年10月に事業統合します。売上高は、現在5710億円で国内3位です(2008年3月決算)。三共の主力は、1989年開発の画期的新薬「メバチロン(高脂血症)」で不動の地位でした。第一製薬は、「クラビット・タリビット(感染症)」「パルナジン(抗血小板)」「オムニパーク(放射線科)」など比較的広範囲にカバーしていて中堅トップの位置でした。

 

第一三共・ファイザーの概況

 

国内営業力は両者とも抜群で、2500名体制です。2006年発売の「オルメサルタン(高血圧)」が好調です。加えて組織再編も順調ですが、この合併には「次期戦略に乏しい会社同士」との予想がありました。払拭すべく海外ベンチャーとM&Aを模索中ですが、うまく進展していません。

 

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ファイザー

 

1955年、比較的古くに日本進出してきました。精糖大手の台糖と合併した「台糖ファイザー」が前身です。1983年に合併を解消し現在の名前となりました。2000年にワーナーランバート、2003年にファルマシアを吸収して現在に至ります。2007年売上高は、4361億円で国内4位、外資系では1位です。

 

ファイザーは、米ファイザーの100%子会社です。極東の重要戦略拠点ですが、米本社の路線を踏襲しているのです。つまり、米本社の買収し大型化してきた商品の日本浸透が主要な戦略です。商品は、「リピトール(高脂血症)」「ジェイゾロフト(うつ)」「セレブレックス(炎症)」です。有力新薬を会社ごと買収して収益を上げることを「ファイザーモデル」といいます。これは業界再編の契機ともなりましたが、そろそろ限界のようです。





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