外資系の日本戦略と内資系の海外戦略

外資系の日本戦略と内資系の海外戦略

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外資系メーカーは、優良市場である日本を研究してシェア拡大してきました。日本のメーカーは最近、海外企業の買収を行っています。どちらも生き残り戦略の一環です。

 

医療用医薬品の日本市場は、年間約7兆円です。巨大マーケットに欧米列強は、攻勢を強めています。外資系のメーカーは、ファイザー、中外製薬、ノバルティスファーマ、サノフィー・アベンティス、グラクソ・スミスクライン、万有製薬、アストラゼネカ、日本ベーリンガーなどです。これらの総売り上げは国内市場の30%を越えています。彼らの国内への参入はいかにしてなされたのでしょう。

 

外資系の日本戦略と内資系の海外戦略

 

まず、非力な日本法人に任せず、日本メーカーに自社製品の販売委託をするのです。ブランド力がついたところで、これを返却させて独自販売に切り替えます。そのときMRも同時に増員する手法がありました。

 

力のついた日本法人に新薬を独自販売させて、一気にシェアを拡大したのです。前後して日本メーカーを買収して日本法人と統合して大型化する。あるいは欧米メガファーマ同士が合併し、同時にその日本法人も連動して合併し、大型化しシェアアップするというものです。

 

この動きは一段落したかに見えます。しかし、外資系メーカーでも一部うまくいっていないところもあり、2010年以降は再燃する火種となりかねない機運があります。

 

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日本企業による海外企業の買収

 

内資系メーカーも黙ってはいません。まずは、国内での力を強くするための合併です。これは、三共と第一製薬に見られるものです。次は内資系トップの武田薬品が米ミレニアム者の買収、エーザイの米MGI社の買収、第一三共のインド・ランバクシー社買収、塩野義製薬の米サイエル社買収などが2008年から相次いで行われたのです。

 

いずれも規模は数千億円、自力による海外展開の限界を感じ、生き残りをかけて、買収した会社の持つ技術力で一気にシェアを獲得する計画と思われます。もはや国内市場だけでは企業は存続できないと、内資系メーカーは共通認識を持っているようです。





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