中外製薬・田辺三菱製薬の概況

中外製薬・田辺三菱製薬の概況

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旧中外製薬と日本ロシュの合併で、現中外製薬は誕生しました。医療用医薬品に特化し、第7位のより上の地位を目指します。グループ内統合を果たし業界8位の田辺三菱製薬は、今後の新薬戦略に課題が残っています。

 

 

中外製薬

 

2001年に、スイスのロシュ社が中外製薬(当時国内9位)を買収し、日本ロシュと合併させて現在の中外製薬ができました。2007年度は、3292億円の売り上げで国内第7位に浮上、国内外資系では第2位を確保しています。

 

中外製薬は買収前には、「エポジン(腎性貧血)」「イトロジン(白血球減少症)」が主力2品があり、中堅の位置づけでした。しかし、外資の買収という事態に国内に大きな衝撃がありました。ロシュは、世界的大企業です。1896年創業、ビタミン剤の生産で基盤を固め、抗不安薬(世界標準的)のヒットで首位に立ち、現在は抗がん剤に注力しています。

 

中外製薬・田辺三菱製薬の概況

 

合併後、「タミフル(インフルエンザ)」「リッキサン(がん)」「ハーセプチン(がん)」「エビスタ(骨粗鬆症)」「シグマート(狭心症)」が好調な商品です。旧中外製薬は一般用医薬品の販売を行い、「グロンサン(ドリンク剤)」「バルサン(殺虫剤)」の強力ブランドを持っていました。合併後はすべて売却して、医療用医薬品に特化を推進しています。

 

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田辺三菱製薬

 

三菱ケミカルホールディングス傘下にあり、2008年度医薬品売上高は2690億円で業界8位です。2007年度、旧田辺製薬と旧三菱ウェルファーマの合併で誕生しました。三菱ウェルファーマは、東京田辺製薬、三菱化学、三菱油化、吉富製薬、ミドリ十字の5社合併の会社です。田辺製薬とは源流は同じです。田辺三菱製薬の誕生は、経営効率化のためのグループ内統合の位置づけです。

 

田辺製薬は国内最古に近い伝統ある会社ですが、近年は業績が振るわず、業界内の順位は下がり続けました。主力商品は「ヘルベッサー(高血圧、狭心症)」「タナトリル(高血圧)」「サアミオン(脳循環代謝)」「レミケード(リウマチ)」などがありますが、いずれも中型商品です。競争力をつけて将来に飛躍するために、三菱ウェルファーマと合併し、資源の集中化を狙っています。





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