手術で使用する生体材料について

手術で使用する生体材料について

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生体材料とは、病気やケガの際に、体の欠損(皮膚や骨など)を補うためのもので治療に用いられるものです。先進医療では、100%人工物であるもの、細胞や組織を利用したものが、いくつか認められています。

 

手術で使用する生体材料について

 

重度尿失禁の人口括約筋治療

 

前立腺全摘手術を受けると、ほぼ全例で尿失禁が認められるようです。半年程度で解決するのでが、1〜3%はおむつが必要となることもあります。生活の質低下は、否定できません。米国では、人工括約筋の手術が重度失禁患者に広く行われています。

 

1990年、日本でも先進医療として承認されましたが問題が有り、2009年に再承認された経緯があります。成績の結果は、失禁がなくなった47%、失禁有り53%です。しかし、生活に支障がなくなったのは、92%に及びます。耐用年数は、5〜10年、最長は20年です。

 

この手術の実施施設は、北里大学病院など8施設、先進医療の自己負担額は170万円です。

 

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下肢血管新生法

 

足の太い血管が詰まり、血流が滞ると周辺組織が壊死します。これは、閉塞性動脈硬化症といいます。症状は、手足の冷感・しびれ・歩行困難等です。パージャー病も同じような症状が出ます。血管炎症が原因で、難病指定されています。重症化すると、どちらも下肢の切断となります。

 

先進医療は、患者自身の骨髄や血液から血管のもとになる細胞を取り出します。病変部に注射をして、血管再生が試みられています。第3項先進医療として、2010年に認可された『生体吸収性担体』を使った『血管新生法』があります。

 

これは、血管新生促進のタンパク質をふくらはぎの筋肉にゲル状にして40ヶ所に注射します。(1mずつ)従来法は発熱などの全身性の副作用がありましたが、この方法では費用対効果に優れている上、安全性も好成績が期待されています。

 

実施施設は、京都大学医学部附属病院のみです。自己負担金は、11万円です。





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