診療ガイドラインとは何か?

診療ガイドラインとは何か?

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診療ガイドラインというのは、専門家が分かりやすく編集した、病気の予防や診断、治療、予後予測など診療の根拠や手順の指針とその書類をいいます。目的は、医療現場で適切な診断と治療を補助することです。

 

診療ガイドラインとは何か?

 

差のない医師間の診断と治療

 

医師は、教科書的な医療技術だけでなく、自分の経験から増えた知識をプラスして、患者の診断や治療に活かしていました。非常に重要なこと(心構え)を含んでいるのですが同時にそれに頼りすぎたり、思い込みが優先され、自己主張の強い独善的な医療になる危険性を含んでいます。

 

現在は、『根拠に基づいた医療(EBM)』が求められ、尊重されるようになりました。医師間では、診断と治療の方法には差が生じていないのが実状です。国内の診療方法は、統一化されたのです。患者にとっては、国内どこでも均質・良質な医療が受けられます。

 

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EBMとは

 

EBMとは、Evidence-Based Medicine(エビデンス・ベースド・メディシン)で、日本語では「根拠に基づく医療」です。世界中の大勢の医師、研究者が、診断や治療に関する膨大な研究を行います。データや技術が、論文となり集約されます。

 

それらは、大勢の研究者が議論して、一つの病気に対して総合的な結論が出るのです。これをエビデンスといいます。ひとりの医者が出した意見ではなく、世界中の医師・研究者の総意で形成された概念が『エビデンス』なのです。エビデンスが存在すれば、主治医は患者に対して、適切な治療を選択できるのです。

 

医療ガイドラインとは

 

医師一人ひとりが、個別にエビデンスを検索して、より良い診療方法を作り上げるのは大変ですから、各種医学会がエビデンスの集約を行います。そして、現状で最も信頼性の高い診療方法、手順を示します。これが、『診療ガイドライン』です。時には、診療方法の推奨、強制があります。

 

現在、想像できる全ての病気に対して、診療ガイドラインが作成されています。医師には、それが最新のテキストです。勉強し診療にあたるのです。現代医療は、医師一人の判断で進むことはないのです。医師は、この診療ガイドラインを精読しています。そして理解し、患者の診療に反映させています。

 

 

世界中の医師や研究者の総意に基づいて形成された「根拠に基づく医療」が、ガイドラインとして示されている。





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