医療過誤や医療事故の事例と訴訟について

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医療過誤とは、医療における過誤(かご)により患者に被害が発生することをいいます。医療事故の中で、医療者のミスで発生した患者への被害を医療過誤として区別します。加害者側には民事、刑事罰が科せられます。

 

医療過誤や医療事故の事例と訴訟について

 

医療過誤とは

 

医療行為によって発生したトラブルや事故の全ては、医療事故(民事訴訟の対象)です。その中で『医療過誤』(民事+刑事訴訟対象)に相当するものは、ごく一部です。病院が収入が欲しいために、不必要な手術を行った場合などは、違法な不正行為です。これは、医療過誤ではなくて犯罪なのです。

 

十分注意を払っていても、不可避なトラブル発生に対しては、医療事故です。つまり、医療過誤とは、犯罪でも事故でもない事象です。『医療過誤要件』は、法的に成立するための条件です。

 

  1. 医療者の「不注意」状態で起きたもの。
  2. 患者の健康や生命を侵害した「行為」がそんざいすること。
  3. @Aの行為と結果により、患者の健康や生命を侵害した「事実」が存在すること。
  4. 行為と結果の間に、過失が契機となった「因果関係」が証明しうること。

 

これら4件を全て満たす時、裁判所で医療過誤が認定されます。

 

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国内で起こった、医療過誤の例です。

 

  • 丸薬服用時の幼児窒息事件
  • 誤薬注射事件
  • 電気メスの誤操作による下肢切断事件
  • 採血ミスで死に至らしめた事件
  • 麻酔薬過量投与で死亡に至らしめた事件

 

この中には、医師や看護師、または両者が刑事罰を問われたり、懲役刑を科せられた者も少なくありません。

 

鑑定制度とは

 

医療過誤裁判は、医療の世界の専門的な事柄を取り扱うものです。裁判官にも、自分の知識や経験は多くありません。したがって公平な第三者の専門家に意見を求めることになります。それを判決の参考とします。これを『鑑定制度』と呼びます。

 

その内容は、裁判官の知識を補うものです。裁判官が下す判決の証拠ともなります。鑑定書を書くのも同業者の医師に他なりません。同業者をかばう傾向があります。

 

医療裁判は、証拠の精度を高めて、被害者との公平性を保つことが重要となります。診療レベルを上げていくには、医師の崇高なモラルが必要とされます。弱者である被害者の救済は必要なことなのです。

 

 

十分な注意を払いながらも不可避なトラブルが生じた場合は、医療過誤とはならず医療事故として扱われる。





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