アメリカの医療保険制度の実態について

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日本政府は、今後医療制度改革を行っていきます。その時、アメリカを見習っていくような雰囲気を漂わせています。しかし、アメリカの医療保険制度には、大きな問題があります。それを参照するとは、看過できないものがあります。

 

アメリカの医療保険制度の実態について

 

無保険者も多いアメリカ

 

アメリカにも、公的医療機関が存在していました。その一つは、高齢者や障害者を対象とするメディケアです。もう一つは、メディケイドです。低所得者を対象にしたものです。この2つに該当しない一般のアメリカ人は、民間の医療保険に個人、又は企業で加入するのです。

 

しかし、この制度の問題点は、実際高額な保険料を支払えるのは、一部の人に限られているということです。人口の15%(5000万人ほど)は、無保険状態です。方や無保険、方や優遇される特権階級の構図です。無保険階級は、病気になっても高額な医療費は払えないばかりか、診て貰うことさえままならない状況です。

 

全額負担を考えてみてください。盲腸の手術は200万円以上、虫歯2本の治療が13〜15万円かかるのです。これでは治療できないのが当たり前です。有名な話に、ボランティア団体がキャラバンを組み、無保険差の虫歯治療をして回った話があります。アメリカの医療制度は、それほどまでに困窮しているのです。

 

5万人年間に死亡していく人たちを救おうと、オバマ政権は立ち上がったのです。

 

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アメリカの医療制度改革について

 

オバマ政権率いる民主党は、2010年3月に米国下院議会において、医療保険制度改革法案を可決しました。しかし、僅差でした。今回の改革の概要は、民間の医療保険に加入できていないアメリカ国民を、税金を使い民間医療保険に強制的に加入させるというもので、どこかおかしな話です。

 

医療制度改革派、既存民間医療組織に対抗できる公的医療保険組織(パブリックオプション)を作り上げることが目的です。それには、公的資金の投入も止むを得ないという見解でした。しかし、この方式では民間保険会社がますます増大化していくことになります。どこでもありますが、おそらくは医療保険業界からの圧力があったのでしょう。パブリックオプション案が、消滅してしまったのです。

 

この法案は、2014年以降に実施されるでしょう。しかし、強行実施されると、財政を圧迫するのは必至です。不十分なまま実施されると、無保険者も多数残ることになります。アメリカの医療保険改革は、まだまだ混沌としている状態なのです。

 

 

アメリカの公的医療制度には、高齢者や障害者を対象とするメディケア、低所得者を対象とするメディケイドがある。





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