医療保険の海外事情について

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日本の公的医療保険制度(国民皆保険制度)は、2000年、世界保健機構(WHO)から、世界最高の保険制度であるとの評価を受けたのです。充実した内容は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でトップクラスです。それに対して、アメリカは・・

 

医療保険の海外事情について

 

国民皆保険制度の始まりとは?

 

国民皆保険制度というのは、まず国民は何かしらの医療保険に加入します。そして、病気など医療を受けた時には、平等な医療給付が得られるのです。日本では、1938年に、旧国保法が定められました。

 

しかし、全国民の1/3は未加入状態だったのです。その時点では、医療給付の不平等性が問題でした。そして、1958年、国民健康保険法が全面改訂されました。

 

新制度の施行に当たり(新国保法、施行1959年)以降には全国民が医療保険に加入して、平等に医療を受けられる社会となっていきます。1958年は、「真の国民皆保険制度の始まりの年」なのです。

 

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欧米の主な医療保険制度

 

海外では日本の保険制度とは違った、色々な制度があります。ヨーロッパでは、先進国だけに充実した医療制度があります。世界で最も早く公的医療保険制度を導入したのはドイツです。それは職業ごとに『疾病金庫』という保健組合を作り、それを財源として医療給付を行っているのです。

 

色々な保険制度の中で、最も透明性が高い理想的な保険制度であると、専門家の間では評価の高いものです。日本の保険制度の基本は、このドイツの保険制度を手本にしたものです。イギリスは、1984年から国民保健サービス(NHS)を提供しています。

 

これは、社会保険制度ではないのです。租税が完全財源となっている医療給付システムなのです。NHSは「ゆりかごから墓場まで」と表現されます。原則は無料で全ての医療が受けられるのです。条件があって、医療機関は自由に選択できません。さらに、受診まで数週間もまたされたりします。その理由は、慢性的な医師不足です。医療需要に、供給が追いついてません。

 

アメリカは、医療給付環境が最悪レベルです。ここには、国民皆保険制度は存在しません。無保険者は、5000万人以上います。理由は経済的理由です。その結果、年間5万人近くが医療を受けられず死亡しているといわれています。オバマ政権は、これを改善しようとしています。

 

しかし、国情から他人の医療費を肩代わりすることなど御免であるという国民性もあり、国民皆保険制度実現までには長い時間を要する可能性があります。





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