がんの放射線治療の費用について

がんの放射線治療の費用について

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癌の3大治療葉、手術、抗がん剤、放射線治療です。放射線治療は、技術進歩が著しいものです。欧米の患者は、放射線治療を選択する人が増えています。日本でも、放射線治療の位置づけが高まっています。患者生存期間延長に貢献しています。

 

がんの放射線治療の費用について

 

放射線治療とは?

 

癌組織へのX線やガンマ線の照射で、癌の分裂阻害するため周辺組織への増殖が抑えられます。しかし、周辺の正常細胞も障害を受けるという欠点があります。そこで、その傷害を最低限に抑えて、最大限の癌抑制効果を発揮するための工夫が種々執り行われています。

 

現代『放射線治療』の代表が、直線加速器(リニアック/ライナック)です。高エネルギーX線・電子線で、癌組織に効率よく作用するのです。最近の照射器の性能は著しく向上しています。病巣は、多方向から正確に照射できます。周辺正常組織へのダメージを少なくできるようになっています。

 

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保険診療による放射線治療について

 

放射線治療のための機器は、非常に高額です。放射線発生装置や照射装置などです。採算性が必要ですから、償却費を含むため放射線治療費は、やはりきわめて高額です。直線加速器(リニアック)の定点放射線治療は、6万3000点(63万円)、ガンマナイフでの定点放射線治療は5万点(50万円)です。ただし、保険適応はできます。

 

最近は、診療報酬点数表に未収載の新規放射線治療(陽子線治療、重粒子線治療)も行われています。これには、自己負担金数十万円です。

 

自費による放射線治療について

 

放射線治療の種類は、電磁波(X線、ガンマ線)、粒子線(電子線、炭素重粒子線、陽子線など)に分かれます。最近は、効率的ながんの死滅のため、後者がよく用いられます。新規技術である陽子線治療では、水素の原子核(陽子)を加速して高エネルギーになったものを癌組織に照射します。

 

周辺組織への影響は少ない、効率的にがん細胞を攻撃できる特徴があります。1日平均20分の治療を平均20回前後、2週間続けます。この費用は300万円程度です。全額自己負担となります。(*照射以外の通常の医療部分は保険適応)この治療で全てのがんが完治するわけではありません。そのことを踏まえたうえで治療を受けるべきなのです。

 

 

放射線治療は技術進歩が著しく、特に欧米では、癌治療に放射線治療が行われている。





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